高配当のBDC銘柄で月1万円のポートフォリオを組みたいけど考えるのがめんどくさい!
高配当BDCに①ARCC、ORCCなどがあります。この2銘柄で月1万円配当金がもらえるのに資金はいくら必要かを考えてみましょう!
BDC銘柄は高配当です。
高配当株に投資して配当金で生活したいと誰しも考えたことがあると思います。
高配当企業に投資はしているけど、安定企業に投資をしていてリスクは低いが利回りも低い!!と、思っている方は資金の一部をもう一段利回りの高い銘柄に投資してもいいかもしれません。
少しリスクは上がりますが、高利回りの企業に投資したいと考えている人にはBDC銘柄でも、①ARCC,②ORCCがおススメです。どちらも配当利回り8%以上と高利回りです。
月1万円をもらうのに資金も少なくて済みます。どの位かかるのか調べてみました。
*この記事では年間12万円の配当金をもらえれば月々1万円になるという考えで作成しています。毎月1万円が入ってくるわけではありません。
ARCC,ORCCの2銘柄を買って月1万円の配当金を考える
月1万円の配当金をもらうには、年間12万円の配当金をもらう必要があります。
4%で運用するなら400万円。
5%で運用するなら240万円。
6%で運用するなら200万円。
BDC銘柄は高利回りです。
2銘柄とも配当利回りが8%以上ありますので150万円を投資することができれば、月1万円の配当金は達成することができます。
高利回りなので必要資金を抑えることができます。
150万円あればARCCとORCCに75万円づつ分散投資すればいい計算になりますね。
いやいや税金分が考慮されてないよ。しかも米国株だから税金がアメリカで取られて、さらに日本でも取られるから、税金は日本株より多いでしょ!
そう思う方もいると思うので税金分を入れて計算してみます。
配当金にかかる税金
米国:10%
およそ3割が税金で持って行かれます。(28.3%)
なので150万円以上に資金が必要になります。
ではいくら必要になるのか?
税引き前で16、7万円の配当金があれば28%の税金が引かれても12万円に届きます。
配当利回り別で16,7万円になるように計算すればいいだけですね。
16,7万円ー(28%)=約12万になるからです。
ARCCとORCCは2社共配当利回り8%以上ありますので必要資金は209万円です。
どちらか1社に209万円投資しても良いですし、2社に分割して投資してもよいです。
2社にする場合は104.5万円ずつとうしすれば半分になります。
株数でいうと、
ARCCを472株
ORCCを651株
になります。
これだけ保有することができれば、月1万円の配当金を税引き後に受け取ることができます。
BDC銘柄とは?
BDCってなんなの?と、思いますよね?
自分も分かりませんでした。
ビジネス、デベロップメント、カンパニーです!!
特徴①
どういった企業活動をしているのか?が分かりませんね。
簡単に言うと、投資会社です。
BDC 銘柄は銀行から融資が受けられないような企業に投資、融資を行う企業のことをいいます。
主に中小企業に投資、融資をして企業を金銭面、経営面をサポートすることが主な業務内容となっています。
そして、なんといってもBDC銘柄の大きな特徴といわれる所は
利益の90%を配当金として支払っているというところです。
90%を配当金として支払うことで、法人税が免除になります。REITやインフラファンドなどと似たような仕組みになっています。
特徴②
80%以上がシニアローンで構成されている。
シニアローンとは、他の債権よりも優先的に弁済されるリスクの低いローンの事で、いわゆる優先貸出金です。
投資企業から担保を取っていて、万が一倒産しても担保で資金を回収できるようにしています。
リーマンショック時にも投資企業が複数倒産していましたが、担保から資金を回収して利益を出していました。
特徴③
高利回り
なんといっても高配当です。
8%以上の配当利回りがあるということで投資家にはかなりのメリットがありますよね。
BDCのメリット、デメリット
メリット
メリット①高利回り
ARCC、ORCCの2社は利回りが8%以上あるので、配当金に期待がもてます。
高利回りだと少ない資金で月1万円の配当金を得ることができます。
メリット②株価が安い
なんといっても株価が安いですよね。
購入資金が少なくても株数を増やすことができます。
あまり増配することはありませんが、もし増配することがあれば株数は多いほうが良いですよね。
私もARCCを保有しています。資産の5%以下ですが、株数は増加傾向です。
デメリット
なんといっても暴落相場に弱いという点です。
直近の暴落相場のコロナショックでは2社とも株価が10ドルを割っています。
ARCCは今の株価からは半値以下、ORCCは今の株価からは50%以上下落したことになります。
今後また暴落相場が来た場合には、同じように暴落すると考えられます。
株価が暴落した際に狼狽売りをしないよう心懸けたいところですね。
逆に考えると暴落しやすいので、そのタイミングで購入すれば高い利回りで運用することが可能となります。リスクは上がりますが、少額で投資して株数を増加させるタイミングにもなると考えられます。
ARCC,ORCC2社の配当利回り株価
2021.8.18時点で2社の株価と配当利回りを確認しましょう。
ARCC
楽天証券参照
ARCCの株価です。最近は高配当株投資に人気が集まっているので購入者も増えているのか、株価も上昇傾向です。株価が上がれば配当利回りも下がっていきますが、暴落時に投資できれば値上がり益もあるので、配当金と一石二鳥で利益がでます。
前項で述べましたが、BDC銘柄は暴落相場に弱いです。コロナショック時には10ドル以下まで株価は下がりましたが、今では20ドルを超えて倍以上に値上がりしています。
株価:20.12ドル
配当利回り:8.09%
ORCC
楽天証券参照
ORCCもARCC同様に配当利回り8%以上の高配当です。株価はコロナショックで一時的に10ドルを下回りましたが、回復して15ドル越えも見えてきています。今保有すればキャピタルゲインも狙えるかもしれません。
株価:14.59ドル
配当利回り:8.41%
まとめ
今回は米国株でも高配当銘柄でもあるARCC,ORCCで月1万円の配当金を考えてみました。
あらためて税金を計算してみると米国株は税金多いですね。日本株の20.315%が少なく感じます。
しかし配当利回りが両社とも8%と以上とかなりの高配当であるため、必要資金は209万円とそこまで大きくはないこともわかりました。
日本の高配当株と合わせて保有することで投資資金も抑えることだってできます。
実際に私も米国株と日本株を合わせて保有していますが、配当利回りは6%以上ありますので充分に高配当を維持しています。
そんなに投資資金を持っていないから無理!
と、いう方もいると思いますが、初めは誰でもそうです。私も少額から始めました。
コツコツ買い増すことで、配当金は増えていきます。
0株より1株でも保有するのとでは大きく違います。
定期的に配当金をもらえて、株価がより身近に感じたり、いろいろ体感できるからです。
まずは1株から投資を始めてみましょう。
以上参考になれば嬉しいです。
また投稿します。
ありがとうございました!!!
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