AT&Tがスピンオフを発表して5か月以上たちました。
この5か月で株価は下がり続け、現在株価は25.49ドルで
スピンオフ発表直前に32ドルあった株価から6ドル以上も安くなっています。
約20%の下落です。
株価の下落と反対に上がっているのが
みなさんの気になる配当利回りで
現在のAT&Tの配当利回りは8%以上まで上昇しています。
あの人気高配当ETF、SPYDよりも高く
利回り10%のQYLDにせまる勢いです。
スピンオフ後の減配さえなければ即買い増ししたいところですが、
現状はホールドで様子を見るしかありません。
スピンオフ発表直後に予想された配当利回りは3.7~4.0%でした。
その当時は株価約29.5ドルで配当利回りを計算していたので
現在の株価では若干配当利回りが上がることが考えられます。
それでは予想される1株当たりの配当金額で計算してみましょう。
よろしくお願いします。
スピンオフ後の予想配当利回りは?
スピンオフ後は配当額が40~47%減額されると発表されています。
現在は1株当たり2.08ドルの配当金が支払われていますが
40~47%減額された場合1.10~1.18になると予想できます。
1.10~1.18ドルを現在株価25.49ドルで計算してみると
配当利回りが4.3~4.6%になりました。
1.10ドルの場合4.3%
1.18ドルの場合4.6%
です。
充分に高利回りです。
スピンオフ後には特定口座で買い増しても良さそうですね。
スピンオフ後に保有株は一般口座に移管される
現在保有しているAT&Tの株は一般口座に移されるそうで、
新たにもらえる新会社の株も一般口座での扱いになるそうです。
ちなみに楽天証券でNISA口座保有分はそのままNISAで保有できるそうです。
一般口座で保有となると大きなデメリットがあります。
利益が出た場合に自分で確定申告をしなければなりません。
特定口座(源泉徴収あり)の場合だと証券会社が計算してくれるので確定申告はやらなくてもいいんですが、自分でやるとなるとめんどくさいですよね。
とはいえ、一般口座でも保有したいという方もいると思います。
なので少し調べました。
利益が出ても確定申告不要の場合があるそうです。
年間を通して譲渡益と配当金を合わせた金額が20万円以下であれば確定申告の対象外となります。
これは朗報ですよね。
しかし、20万円以下で確定申告が不要な方には条件もあるそうです。
- 所得金額の合計額が、所得控除の合計額より少ない
- 1ヶ所から給与の支払いを受けている人で、年収が2,000万円以下
- 公的年金等の収入金額が400万円以下
だそうです。
条件に当てはまる方であれば一般口座でも保有して
20万以下で配当金をもらい続ける分には確定申告不要ですね。
私は4.3~4.6%の配当金がもらえる限り長期保有でいいかと思います。
もちろん年間20万円以下での話です。
詳しくはMoneyForwardクラウド確定申告で確認できます。
まとめ
今回のまとめです。
①AT&Tの今の株価25.49ドルなら、スピンオフ後の減配でも4.3~4.6%の配当利回りが期待できる。
②スピンオフ後、一般口座に移されても年間の所得合計が20万以下なら確定申告不要。
配当利回りが4%以上あることから充分に高配当です。減配したことで配当余力が生まれますから今後の増配に期待したいところですね。
一般口座でも利益配当金の合計が年間20万円以下であれば確定申告不要(条件あり)なので、20万以下の方はそのまま配当金をもらい続けても良いかと思います。
もちろん20万円以上の方はしっかりと確定申告をお願いします。無申告の場合は無申告課税5%も課税が増加しますし、税務署の指摘や調査を受けてなお確定申告をしない場合には、無申告加算税に加えて「重加算税」が40%上乗せされるため注意が必要です。
納税大事ですね。
以上参考になれば嬉しいです。
また投稿します。
ありがとうございました!!!
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